2024年2月8日、シナジーマーケティング(以下、当社)は、GPTWジャパンが発表した2024年版日本における「働きがいのある会社」ランキングにてベスト100に選出されました。多様な働き方の実現に向けた、全社的な取り組みが今回の選出に繋がったと考えています。
当社は「人と企業が、惹かれ合う世の中へ。」をビジョンに、「Create Synergy with FAN」をミッションに掲げ、社員の働きがいを積極的に支援しています。社会情勢の変化に伴って、人と企業の関係性もまた大きく変化しています。時流に即した社会への価値貢献や事業成長のためには、信頼できる仲間と協力し共創することが不可欠です。そのため、2024年1月に新たな経営体制を立ち上げ、「チーム経営」をテーマに掲げた組織力の強化をめざします。
今回は、ワークライフバランスとワークパフォーマンス最大化の両立を実現した社員の事例やそれを支える制度・取り組みをご紹介します。
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【社員事例】ライフステージにあった働き方でワークパフォーマンス最大化を実現
テレワークと分割時間勤務制度の活用による柔軟な働き方で、フルタイム勤務を実現
房本さん / コーポレート部 総務労務G マネージャー
2011年に新卒入社。総務や労務、広報などを経験し、二度の産休を経て、現在は総務労務Gでマネージャーを務める。小学校と保育園に通う子どもを育てる二児の母でもある。
ミッションは「社員が気持ちよく働ける・活躍できる環境を作り続けること」
入退社や休復職時の手続き、給与・社会保険などの労務業務、備品やオフィス管理、その他どのグループにも属さない総務・庶務業務を担うグループでマネージャをしています。
必須業務に加えて、オフィスでの社内イベントや働き方の制度設計・運用なども担当しており、「社員のみなさんが気持ちよく働ける・活躍できる環境を作り続けること」をミッションとしています。
テレワーク制度の導入がきっかけで、時短勤務からフルタイム勤務へ
週1〜2日は東京本社に出社し、残りは在宅で勤務するハイブリッドかつフルタイムで勤務しています。育休明けは時短勤務をしていましたが、テレワーク制度が導入されたのをきっかけにフルタイム勤務に戻りました。このケースは社内でも結構聞きますね。
小学校と保育園に通う子どもがいるので、特に「分割時間勤務(コアタイムである11時〜15時以外の時間帯であれば、任意で中抜けが可能)」の制度はありがたいです。保育園の送迎や子どもの面倒を見るために一旦業務を離れても落ち着いたタイミングでまた再開できるので、勤務時間が確保しやすいです。
また、副業制度を利用して、企業などの広報サポートを行っています。以前、当社で広報担当をしていたこともあり、お声掛けいただいたのがきっかけです。少ない時間でできることは限られますが、日頃から「さまざまな人と関わりながら幅広い仕事をしたい」と考えているので、会社を退職することなく新たなチャレンジができてとてもありがたいと感じています。
「分割時間勤務」の活用で、より仕事にコミットできるようになった
仕事の面では、時短かつフル出社の勤務形態だった時よりも、「自分ごと」として捉える業務の範囲が広がりました。以前の勤務形態では、仕事のキリが悪くても定刻になったら会社を出なければならず、「これ以上の業務はやらない(できない)」とどこかで線引きをしていたように思います。勤務形態が変わり、業務時間を確保できるようになったことで「範囲を限定せず、今自分にできること」に目を向けられるようになりました。
反面、総務を担当しているので、毎日オフィスに出社したほうが社員のみなさんにとっては何かと便利だろうと思うので、その点は少し申し訳ない気持ちもあります。
限られた時間のなかで会社に貢献するために、「一旦やってみる」ことを心がけています。
計画は立てますが、そこに時間を使うよりも、まずはやってみて反応を見たりフィードバックをもらったりすることを優先しています。また、一人でできることは限られるので、適切な人に相談したり頼ることで仕事のクオリティを上げるように意識しています。
プライベートの面では、子どもたちに「おかえり」と言ってあげられるのがうれしいですね。私の両親は共働きだったので、小さい頃から鍵っ子で「おかえり」と言ってもらった記憶がなくて。通勤時間をはじめとした時間の拘束が少ないので、習い事ができるのもありがたいです。
【テレワーク】1日のスケジュール例
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・自由に、柔軟に、これからを描くキャンバスのようなオフィス
チームマネジメント・新規事業開発における成果最大化と家族のサポートの両立を実現
稲垣さん / ビジネスクリエーション部 ビジネスデザインG マネージャー
2014年に新卒入社。クラウド事業部で「Synergy!」の営業を経験したのち、「Yahoo!ダイレクトオファー」の営業を経て、Yahoo!ダイレクトオファーのサービス責任者兼ビジネスデザインGのマネージャーに就任。メディア専売事業における新規事業企画・推進も担当。
「チームマネジメント」「新規事業の企画・推進」がミッション
Yahoo!ダイレクトオファーのプロダクトマネジメントとメディア専売事業における新規事業の企画・推進を担当しています。
プロダクトマネジメントでは、Yahoo!ダイレクトオファーという広告商品の営業・商品企画・システム開発の全体をマネジメントして、商品価値の最大化とそれによって得られる売上獲得に責任を持っています。「どういった商品にすれば、市場のユーザーに価値を届けられるのか、それに見合った対価をいただけるのか」を営業だけでなく、商品企画やシステムエンジニアのメンバーと議論をしながら商品づくりを進めています。
新規事業の企画・推進では、パートナー企業と一緒に、当社の広告メディア取り扱い事業の拡大をめざしています。当社の持っているアセット(資産・財産)やパートナー企業の持つアセットをかけあわせ、何が提供できるのかを考えて提案を繰り返しながら、当社の新しい収益源の創出をめざしています。
家族にとってよりよい環境を求め、東京でのハイブリッド勤務から地方でのフルリモート勤務へ
岐阜県多治見市でフルリモートかつフルタイムで勤務をしています。必要に応じて、大阪本社や東京本社に出張しています。
移住した理由は、家族にとってよりよい環境を整えるためです。子どもが障害を抱えており、通常の育児よりも人手が多くかかります。加えて、幼稚園や保育園などの受け入れがなかなか難しい障害のため、受け入れ可能な自治体を常に探している状況でした。そんな時に多治見市が受け入れを始めたという情報を聞き、実家もあるため人手の問題も解消されることから移住を決意しました。
フレックス勤務(コアタイム有り)や2時間単位休暇の制度をよく活用しています。当社はコアタイムが11時〜15時のため、大抵のことは賄えます。
コミュニケーションを工夫することで、成果を最大化しつつ家族との時間を創出
ハイブリッドの勤務形態だった頃よりも、家族のサポートに入りやすくなりました。職場に移動する必要がないので、仕事にも家族のサポートにもギリギリまで時間を使えます。
一方で、課題もあります。業務にのめり込みたいタイミングで一人になったり、業務だけに集中することが難しくなりました。加えて、出社=出張になるため、チームマネジメントやお客様先への訪問に物理的な距離が生まれてしまいました。
勤務形態をフルリモートに変更するにあたって、懸念したことは二点です。
一点目は、チームメンバーとリアルで気軽に会うことができない環境で、チームマネジメントを適切に行えるか、という点です。同時に、メンバーにとっても、そのようなマネージャーの下で働くことに不安がないかも気になりました。
二点目は、東京から離れたことで、情報収集のフットワークが重くなってしまわないか、という点です。新規事業の企画・推進を担当しているので、実際に課題を持っている方のところに赴いて、現場のリアルを知るためのアプローチは欠かせません。
これらのマイナス面を補いながら成果を出すために、以下のことを心がけています。
マインド面では、「謙虚と感謝」「一旦やってみる」ことを心がけています。
業務面では、新規事業という終わりの見えないプロジェクトをリモート環境で手がけているので、関係各所に対して率先して業務の期日を設定することで進捗が滞らないように工夫しています。基本的にだらけてしまう人間なので(苦笑)。
マネジメント面では、若手・中堅問わず、これまで担当してきた業務のレベルを超える業務を少しずつ任せるようにしています。あわせて、こまめに報告・相談をしてもらえるように体制を整え、適切なお手伝いができるように工夫しています。
直接チームメンバーを見ることができない環境のため、会社の役職とは別に担当領域(営業・開発・商品企画)ごとにリーダーを立てて、現場の状況を取りまとめつつ情報を得られるようにしています。情報をアップデートする会議を週次で設け、そこで困りごとや悩みごとを吸い上げつつ、次のアクションや解決のためのアイディアなどを議論・提案しています。
また、コミュニケーションの頻度が減らないように、毎朝必ずオンライン会議を開催し、週に1度はメンバー間で雑談ができる場を30分程度設けるなど、スムーズな組織運営ができるように注力しています。
【フルリモート】1日のスケジュール
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夫の夢の実現とセールス職のキャリアを両立するための地方移住
黒江さん / クラウド事業部 第1アカウントソリューションG
2023年に中途入社。セールス職としてクラウド事業部で「Synergy!」「Synergy!LEAD」の販売業務を手がける。淡路島で定食屋を営む夫と二人暮らし。
ミッションは、クラウド型CRMサービス「Synergy!」「Synergy!LEAD」の契約件数
新規顧客への営業担当として、当社で提供している「Synergy!」および「Synergy!LEAD」の契約件数を追っています。具体的には、リード(見込み顧客)へのアプローチ、商談活動、既存顧客のフォローなどを日々行っています。
キャリアを維持しつつ「家族との時間を大切にできる暮らし」を実現するための決断
兵庫県の淡路島でフルリモートかつフルタイムで勤務しています。夫が淡路島で飲食店をオープンすることになったのをきっかけに、二人で移住しました。
もともと夫は都内の飲食店に勤務していたのですが、新店舗立ち上げの責任者ということもあり、始発で家を出て日付が変わる頃に帰宅する、という生活でした。一方、私は、都内でハイブリット勤務(週4出社、週1在宅)をしており、すれ違いの生活が続いていました。そんな状況に危機感を感じ、「自分たちはなんのために働いているのか」を家族会議で話し合いました。その結果、「ワークライフバランスを変えよう」「もっと家族の時間を大切にできる暮らしを地方でしよう」という結論になったんです
数ある候補の中から淡路島への移住を考えていた矢先、「自分のお店を持つ」という夫の夢が実現することになりました。そこで、私も家族の時間を大切にした働き方に変えるため、当社に転職することに決めました。
前職では、週5出社からコロナ禍の影響でハイブリッド勤務に切り替わったため、人間関係が構築できた状態でリモート勤務をしていましたが、今回は入社初日からフルリモート勤務のため、会社やチームに馴染めるのか不安に思っていました。
いざ入社したら、中途入社者に対してもメンター制度があったのでほっとしましたね。
他のグループの先輩がメンターになってくださって、月1回の面談で、仕事以外のこともざっくばらんに話すことができ、次第に打ち解けられるようになりました。ちょっとしたことも気軽に質問できるのでありがたかったです。
また、入社直後に、大阪本社と東京本社に出張する機会をいただきました。その際に、上長の山内さんが、今後私がお世話になる社内の方々に挨拶する時間を作ってくださり、一緒に挨拶回りをしました。手厚くご紹介いただいたことで多くの方と直接コミュニケーションが取れ、実務に入ってからも案件の相談がしやすい環境を構築できました。
積極的なコミュニケーションと自律的なタスク管理で成果を出す
プライベート面では、仕事が終わった直後から私的な時間になるため、夫とコミュニケーションを取る機会が大幅に増えました。
業務面では、周囲に人がいないことでより集中できるようになり、効率が上がりました。好きな時に窓を開けて、季節や天気、風を感じながら仕事ができるので、モチベーションも上がります。都内の高層ビルで働いていた頃は、締め切った窓にずっとブラインドがかかった状態で、時間や天気、季節の移ろいを感じることもなかったので新鮮です。
一方で、チームメンバーとは拠点が離れていてコミュニケーションの機会が減ってしまいがちなので、業務成果を出すために次の三点を工夫しています。
・拠点を問わず、積極的に出社する
出社の機会があれば、大阪本社でも東京本社でも積極的に出社することを心がけています。
「淡路島在住だと、各拠点への出社は難しいのでは?」と思われがちですが、セールス職は特に対面でのコミュニケーションが重要だと考えているので、柔軟に出社できることをチームメンバーにもしっかり伝えています。
・溜め込まず、自分からアクションを起こす
フルリモート勤務は、自分からアクションを起こさないと孤立してしまうように思います(私の周囲の方々はとても優しく、いつも気にかけてくださって、個別にSlackで連絡をいただくこともあります!)。不明点や相談事項があった際には、溜め込まずに自分から積極的に相談・連絡するように心がけています。
・1日のタイムスケジュールを書き出す
自宅には誘惑が多くあり、タスクおよびスケジュールの管理を意識してやらないと、ダラダラと過ごしてしまう危険性があります。そのため、毎朝その日のタイムスケジュールを30分単位で書き出し、それに沿って仕事を進めるようにしています。
【フルリモート】1日のスケジュール
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・Synergy! サービスサイト
「多様な働き方」を支える制度・取り組み
社員一人ひとりが、ワークパフォーマンス最大化に向けてライフステージの変化にあった働き方を選択できるように、制度の整備・取り組みを積極的に行っています。
働く場所
オフィスワークとテレワークのハイブリッドな働き方を実践しています。オフィス(大阪本社、東京本社、和歌山オフィスの三拠点)や自宅だけでなく、モバイルワークやオフサイトワーキングも可能で、状況にあわせて働く場所を選択できます。ライフステージの状況によっては、フルリモートも選択可能です。
在宅ワーク手当やテレワークにおけるセキュリティガイドラインの策定、備品貸与(モニターなど)なども行っています。
働く時間
育児や介護など一人ひとりのライフステージにあわせて、フレキシブルに勤務することが可能です。
制度としては、フレックス勤務(コアタイムは11時〜15時)や分割時間勤務(コアタイム以外の時間帯であれば、任意で中抜けが可能)、時短勤務、2時間単位休暇などがあります。産前産後休業・育児介護休業取得後の復職率は、約93%です。
チームづくり
部門やチームを横断したコミュニケーション活性化に向けてワーキンググループを設立し、さまざまな施策を実施しています。
社内研修やメンター制度(新卒入社・中途入社ともに対象)、オンボーディング(いち早く組織に馴染んでもらうためのサポート)の徹底、社内イベント(全社イベント、懇親会など)などがあります。
成長機会の提供
社員の豊かなキャリア形成を後押しする施策を行っています。
副業制度やキャリアプラス制度(他部署の仕事にチャレンジできる制度)、階層別研修(eラーニング、外部研修)などがあります。
詳細は、企業サイトの「働き方」、採用サイトの「社員を支える制度」、『「働きがい」も「業務成果UP」も実現!シナマケ流キャリア支援「キャリアプラス制度」』をご覧ください。
当社は、一人ひとりのライフステージに即した働き方と業務成果の最大化を実現した先にある「社会への価値貢献」「さらなる事業成長」を見据えて、引き続き従業員支援に注力していきます。
(取材・記事/経営推進部ブランドマネジメントチーム)
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