2023年7月、シナジーマーケティングは国立大学法人神戸大学と大学施設のネーミングライツ取得に関する協定を締結し、六甲台第1キャンパス 社会科学系図書館1階 ラーニングコモンズの愛称が「SynergyMarketing 101 Studio」となりました。
「シナジーマーケティング101(イチマルイチ)スタジオ」ネーミングライツ施設開設記念式典を開催しました | 国立大学法人 神戸大学 (Kobe University)
神戸大学のネーミングライツ制度は2018年以降、様々な業種の企業との提携実績があり、当社で13例14施設目となります。この度は、会長の谷井が神戸大学出身というご縁もあり、神戸大学生の学びの支援と関係づくりのために、当社もよろこんで参画させていただくことになりました。
(文:経営推進部 ブランドマネージメントチーム 森内)
オープニングセレモニーとテープカット
ネーミングライツのオープニングセレモニーは、7月25日12時に開催。神戸大学からは、学長の藤澤様、理事・副学長の奥村様、名誉顧問の田邉様、附属図書館長の土佐様が参加。当社からは会長の谷井、代表の田代、副社長の奥平が立席しました。
終始笑顔の谷井に比べると田代や奥平はこのような機会はまだ珍しく、やや緊張の面持ちでテープカット。神戸大学に「SynergyMarketing 101 Studio」が公式に誕生しました。
公式なオープニングセレモニーへの参加は初めてで少し緊張しましたが、セレモニー後の懇親の場では、神戸大学の皆さまの学生や教育に対する熱い想いや願いを伺うこともできました。当社も微力ながらより良い学びの場作りに貢献できることを改めて光栄に感じております。
――― 取締役副社長 奥平さん
ラーニングコモンズとは?
ラーニングコモンズとは神戸大学キャンパス内に点在する学びの空間で、自習はもちろん、ゼミ・発表の準備、協同討議等のグループワークなど幅広く学生に活用されています。シナジーマーケティングがネーミングライツを取得した六甲台第1キャンパスのラーニングコモンズは、昭和8年に建てられた国の登録有形文化財に指定されている歴史的建造物、社会科学系図書館の1階にあります。
数カ所の候補施設をご案内いただく中で、私たちはこの建物の静謐な佇まいに惹かれました。会長の谷井が学んだ経営学部校舎とも近く、雨天の午前中にも関わらず多くの学生さんたちが真剣に勉学に取り組んでいる姿も拝見し、当社が目指す真摯なデジタルマーケティングの姿勢に相通じるものがあると感じ、この場所の命名権を希望させていただきました。
SynergyMarketing 101 Studioができるまで
このたびのネーミングライツ取得に当たっての制作は、本年より新設されたコーポレートクリエイティブチームが中心になって進められました。
ネーミングについては、当社のビジョン・ミッションと中期経営計画とを照らし合わせながら、わたしたちのバリュー(101点のサービス)から「101」を採用しました。
部屋の入口に掲示されるインフォメーションボードの制作においては、ラーニングコモンズの利用者である学生さんにどのような態度変容を期待するのか、学生さんから見た当社の特徴はどこにあるのか、などを議論した上で、伝えるべき情報を絞り込んで優先順位をつけ、ビジュアルに落とし込みました。
これらのプロセスでは、学生とのコミュニケーションの機会が多い新卒採用担当のメンバーや、新卒入社1〜2年目のメンバーにも意見を聞きながら行いました。
歴史あるこの施設のクリエイティブを担当させてもらい、大変光栄でした。空間デザイン・企業広告の制作にチャレンジするにあたって、どのように当社の意志を学生に届けるかということを重視し、コンセプトを設計いたしました。
―――クリエイティブディレクター 赤嶺さん
これからの社会を創る学生とともに、私たちも学びたい
シナジーマーケティングは創業間もない2007年から新卒採用をほとんど毎年継続しています。今では在籍社員のおよそ3割を新卒入社の社員が占めています。当社のビジョン・ミッション・カルチャーを熟知する彼らがチームマネージャーとなり、業界経験の豊富な中途入社社員をリードするケースも珍しくなくなってきました。
一方で、ひとことにデジタルマーケティングと言ってもこの業界を支える企業や職種は多岐にわたるため、学生のみなさんに対して、当社の強みや当社が目指す世の中についてわかりやすく伝え、自分が活躍する姿を具体的にイメージしてもらうことには、日々苦労を重ねてきました。
当社ではこの提携をきっかけに、学生のみなさんとのフェイスtoフェイスでのコミュニケーションの機会を増やすべく、SynergyMarketing 101 Studioでのセミナーや現役社員との交流会などを企画中です。
この度、母校であります神戸大学とのネーミングライツに関する協定締結により、本大学運営に貢献させていただけること、大変嬉しく感じております。(中略)今回のネーミングライツにより、神戸大学で学ぶ学生のデジタルマーケティングに触れる機会が創出され、興味を持ち、その道に進み、その分野で活躍する学生が一人でも増えることを祈念しています。
―――取締役会長 谷井さん(プレスリリースより)
筆者は、当社の存在はもちろん、デジタルマーケティング自体が社会にまだ広く認知されていなかった頃からシナジーマーケティングで働いていますが、このような形で当社が大学に関わる機会が頂けたことに少し驚きました。そして、私たち社員がキャンパスを訪れて学生さんや教員さんから刺激をもらえることをとても楽しみにしています。
引き続きシナジーマーケティングは、ビジョンに掲げる「人と企業が惹かれ合う世の中へ。」を目指して価値のあるデジタルマーケティングを実践する仲間づくりに励んでまいります。