シナジーマーケティングがヤフーのビッグデータにもとづく独自のスコア開発に協力、 Yahoo! JAPAN IDユーザーへの便益創出や企業の課題解決を図る実証実験をパートナー企業と開始　～コスモ石油マーケティング、福岡ソフトバンクホークスなどが参画～

Yahoo! JAPANグループであるシナジーマーケティング株式会社（以下、当社）は、ヤフー株式会社（以下、ヤフー）に協力し、ヤフーが保有するビッグデータをもとにした独自のスコア開発を進めてきました。このたびパートナー企業の参画のもと、実証実験を開始します（※1）。

近年、さまざまなデータをもとに算出したスコアを融資や審査などに活用する、新たなサービスが生まれています。当社は、このスコアを活用したサービスの分野にヤフーとともに参入します。本スコアの開発は、Yahoo! JAPAN ID（※2）連携パートナー企業が、Yahoo! JAPAN IDユーザーに対して特典プログラムなど有益な情報を適時適切に個別提供できること、同時にユーザーが特別な便益を得られることを目的としています。このたび、当社のお客様でもあるコスモ石油マーケティング株式会社や福岡ソフトバンクホークス株式会社をはじめとする参画を表明いただいたパートナー企業とともに実証実験を開始します。

■本施策のイメージ

■これまでの経緯

当社は、統合顧客管理システム「Synergy!（※3）」をはじめとするCRMサービス利用企業のマーケティングROI（※4）の向上を目指し、2014年10月にヤフーグループとなりました。以来、ヤフーグループとして、メール広告サービス「Yahoo!ダイレクトオファー（※5）」の企画協力と販売、アドレサブル広告連携ツール「AD2（※6）」の提供などで、ヤフーと連携して企業の課題解決を行ってきました。今回は、サービスやツールだけでなく、ヤフーが保有するビッグデータを活用した取り組みとなり、次世代のCRM（顧客管理）を見据えています。

■今後の取り組み

本施策の本格開始は、2018年内を予定しており、実証実験では、参画されたパートナー企業に本スコア（※7）を統計情報として提供し、スコアがユーザーと企業双方にどのような便益を創出できるのか、企業が抱える課題をどのように解決できるかなどの検証を進めます。

当社は、この先のCRMにおいて顧客を理解することが重要だと考えます。本施策が、当社が考える「顧客理解」を促す取り組みになるよう推進していきます。

• ※1　ヤフーが保有するデータは、他社への開示を行っておらず、シナジーマーケティングにおいてもデータへの接触や取得および受領はありません。
• ※2　Yahoo! JAPAN IDは、ログインすることでYahoo! JAPAN IDと連携しているさまざまなサービス（システム）を利用できるIDサービスです。
• ※3　「Synergy!（シナジー）」は、顧客データベースをもとに、メール配信、各種受付フォーム作成、広告連携、LINEへの配信など、お客様とのコミュニケーションを総合的に支援するCRMクラウドサービスです。「Synergy!（シナジー）」の詳細はこちら
• ※4　マーケティングROIとは、マーケティング投資額に対して、どれくらいの利益・効果が得られたのかを表す指標（率）です。
• ※5　「Yahoo!ダイレクトオファー」は、当社が企画協力を行い、当社で販売を行っている、Yahoo! DMPと連携したメール広告サービスです。国内最大級のポータルサイトであるYahoo! JAPANのユーザーにメールで情報を届けることができます。
• ※6　「AD2（アドツー）」は、顧客データを活用したアドレサブル広告連携ツールです。企業が保持している顧客のメールアドレスなどのデータをもとに、Yahoo! JAPAN 、Google、Facebookなどのメディアに広告配信を行うことができます。アドレサブル広告とは、アドレス（ターゲットを明確化）できる広告のことを意味します。「AD2（アドツー）」の詳細はこちら
• ※7　Yahoo! JAPAN IDをもつユーザーごとにスコアを算出します。パートナー企業へのスコア提供は、ID連携時に掲出される「同意画面」において、同意を得たユーザーのみとなります。また、スコアの算出（作成）を希望しないユーザーにおいては、算出の拒否ができる仕組みを用意します。