Press Release プレスリリース
マーケティングとセールスの部門を超えた価値共創を実現するクラウド型マーケティングオートメーションシステム「Synergy!LEAD on Force.com」販売・提供開始
クラウド型のCRMシステムの提供で、マーケティングROIの最適化を支援する、シナジーマーケティング株式会社(大阪市北区 代表取締役社長 兼 CEO:谷井等 証券コード:3859)は、2011年2月1日(火)、株式会社セールスフォース・ドットコム(東京都港区 代表取締役社長:宇陀栄次)が提供するクラウドコンピューティング・プラットフォーム「Force.com」上に構築した、マーケティングオートメーションシステム「Synergy!LEAD on Force.com」の提供を開始します。本サービスは、昨年10月に両社が締結した業務・資本提携に基づき、協業にて提供する最初のサービスであり、今後両社でプロモーション、販売を行っていきます。
経済が低迷しモノを作っても売れない昨今、多くの企業がより強くなるための仕組みづくりに本格的に取り組み始めています。本質的に強い企業になるための仕組みづくりには、マーケティングとセールスの部門を超えた価値共創が必要不可欠ですが、現状としてはセクショナリズムによる両部門が分断された状態は問題視されてきませんでした。そこでシナジーマーケティングとセールスフォース・ドットコムは、両社が持つマーケティング分野・営業マネジメント分野でのノウハウを活かし、これらの課題を解決するべく、昨年10月に業務・資本提携を締結しました。その第一歩として、この度新しいマーケティング手法である「リードナーチャリング※」により、マーケティングとセールスの部門を超えた価値共創を実現するクラウド型マーケティングオートメーションシステム「Synergy!LEAD on Force.com」の企画・サービス提供に至りました。
今回販売・提供を開始する「Synergy!LEAD on Force.com」は、弊社が提供するマーケティング系システム「Synergy!」とセールスフォース・ドットコムが提供する営業マネジメント系システム「Salesforce CRM」を統合するマーケティングオートメーションシステムです。マーケティング活動による顧客開拓からリード(見込み客)の獲得、セールス対応までの課題を可視化し、またリードの発生段階からROIの評価基準となる情報が入手できるため、マーケティング業務の効率化と案件の成約精度の向上が期待できます。
本サービスは、すでにインターネットデータセンターのリーディングカンパニー、株式会社ビットアイルが採用を決定しています。株式会社ビットアイル 代表取締役社長 兼 CEOの寺田航平氏は本サービスへの期待感として次のように述べています。 「ビットアイルは、シナジーマーケティングによる「Synergy!LEAD on Force.com」のサービス開始を歓迎します。弊社は、マーケットの拡大、顧客ニーズの多様化、顧客数の増大などの弊社内外の事業環境変化に伴い、マーケティング、セールス、顧客リレーションという一連のビジネスプロセスを統合的にレベルアップさせる必要があり、諸活動およびその成果を可視化し、高度なPDCAサイクルを実践する仕組みづくりが急務となっていました。それを実現するためには、各プロセスを分断することなく管理でき、かつ運用しながらそれ自身を進化させることができるツールが必要不可欠でした。今回導入することとなった、
「Salesforce CRM」と「Synergy!LEAD on Force.com」はまさしく弊社が求めるマーケティング・セールス・顧客マネジメントプラットフォームです。弊社は、このプラットフォームをフル活用することで、マーケティングおよびセールス能力の飛躍的向上と、より強固な顧客リレーションの構築を実現できると確信しています。また、両社による革新的なサービスの提供を期待しています。」
また、株式会社セールスフォース・ドットコム 代表取締役社長の宇陀栄次氏は本サービスを提供開始するにあたり次のように述べています。「シナジーマーケティングとの協業で初めて提供する「Synergy!LEAD on Force.com」の販売開始を心より歓迎いたします。オープンなクラウド環境で、マーケティングとSFAを緊密に連携させるツールが出来たことで、個々のマーケティング活動から営業活動までを可視化・連携し、活動効率を向上させます。リードナーチャリングの分野は、今後さらに大きく成長する分野であり、今後両社で、お客様の生産性向上をさらに高めるサービスを提供していく所存です。」
シナジーマーケティングはセールスフォース・ドットコムと共に、本サービスの提供を通じて「リードナーチャリング」を日本のCRMマーケットへ普及させるとともに、マーケティングとセールスの部門間を超えた価値共創による企業の競争力強化をご支援いたします。
※「リードナーチャリング」とは、見込み客の育成プロセスのこと。展示会やWebで収集した見込み客をメルマガやセミナーなどで啓蒙・育成するマーケティングプロセス。
■「Synergy!LEAD on Force.com」 オフィシャルサイト ⇒ https://www.synergy-marketing.co.jp/cloud/synergylead/
■おもな特長
Ⅰ.獲得したリードの”質”を可視化し、マーケティング部門とセールス部門の連携を強力にする「リードスコアリング機能」
「リードスコアリング機能」では、営業活動の確度を示す指標として、獲得したリードを(1)デモグラフィックスコア、(2)アクティビティスコアの2つの視点でスコアリングする機能です。この機能によりマーケティング担当者から営業担当者へ、見込み情報を付けた状態で、リードを引き渡すことが可能になります。
(1)デモグラフィックスコア
企業規模や業種・業態といった「企業情報」と、役職や決裁権限などの「担当者の属性」をもとにスコアを算出するため、企業のポテンシャルの把握が可能。
(2)アクティビティスコア
Webサイトへの訪問頻度やメルマガへのクリック数など、リードが直近でどのような活動を行っているかをもとにスコアを算出するため、ホットなリードをリアルタイムで把握可能。
Ⅱ.確度の低いリードを効率的にフォローし、ナーチャリング活動を最大化させる「オートメーション機能」
「オートメーション機能」では、確度の低いリードに対して、マーケティング部門がシナリオを組んでナーチャリング(育成)することで確度の高いリードを醸成し、セールス部門に引き渡すことで成約精度を向上させる機能です。具体的には、資料請求日などの日時を起点に、一定期間セミナーやキャンペーン情報などをおりまぜたステップメールにより購買意欲を喚起し、確度が高くなったタイミングでセールス担当に引き渡すことで効果的な営業活動が実現します。
Ⅲ.マーケティング指標と経営指標とをリアルタイムに把握し、マーケティングROIを最適化する「リードプロセスマップ機能」
「リードプロセスマップ機能」では、リードの獲得から成約に至るまでのチャネルごと・プロセスごとの進捗や成約までのROIをリアルタイムで確認できる機能です。そのため予算を投下すべきチャネルやタイミングなどが可視化され、マーケティング活動の最適化が可能です。
<リードプロセスマップ 機能画面>
「リードプロセスマップ機能」ではプロモーション、営業経由など獲得したリードの経路ごとに成約までの進捗をリアルタイムで確認することができます。プロセスごとの進捗を確認し、最適な打ち手を考えられると同時に、マーケティング活動の最適化を行うことができます。
■価格
初期費用 |
月額費用 |
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294,000円(税込) |
157,500円(税込) |
※「Synergy!LEAD on Force.com」をご利用の場合は、弊社が提供する「Synergy!」とセールスフォースが提供する「Salesforce CRM」のご契約が必要となります。
※現在「Synergy!」をご利用中の企業様は、「Synergy!」から「Synergy!LEAD on Force.com」にアップグレードが可能です。