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2025年、シナジーマーケティングから新年のご挨拶

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メッセージ

シナジーマーケティングでは昨年より奥平が代表取締役社長兼CEOに就任。COOの岡村、CTOの馬場 との3人での舵取りによる経営がスタート。お客様・パートナーの皆様に助けられながら無事に2024年を締めくくることができました。

改めまして新経営体制2年目となる2025年の年初、当社からの新年の挨拶に代えまして3人からのメッセージをお届けいたします。

(写真:左から馬場・奥平・岡村)

創業から25年の感謝とともに、未来を切り拓く

―― 代表取締役社長 兼 CEO 奥平 博史

あけましておめでとうございます。

2024年は、新経営体制並びに代表就任1年目として「できることから全力で」と駆け抜けた年となりました。

就任後、最初に取り組んだことは、お客様やパートナー様へ直接お伺いし、対話の機会を可能な限り設けることでした。多くの方々との直接的な対話を通じて、弊社の価値の再発見と今後の課題を肌で実感することができ、私自身も同行した社員一人ひとりにとっても、大きな気づきのある機会となりました。

経営体制の刷新という重要な転換期にあって、役員・社員全員が主体性を持ってお客様への価値提供に全力を注いでくれた結果、複数の分野で過去最高の成果を生みだすことができました。市場・社会からの評価として、SaaS AWARD、グッドデザイン賞、働きがいのある会社認定などをいただけましたことも大きな励みとなりました。

創業以来、築いてきた確かな基盤と、社員や多くの方々のご支援の大きさを実感した一年でもありました。ありがとうございました。

本年は、弊社の設立から25周年、主力製品Synergy!のリリースから20周年という重要な節目の年となります。これまで築いてきた基盤をさらに活かし、新たな成長へのレバレッジを効かせていくことが経営の使命であると捉え、新たな挑戦に一歩を踏み出す一年にしていきたいと考えています。

デジタルマーケティング市場およびCRM市場は、2027年には5,000億円規模へ約1.4倍の成長が予測されており、これまで「マーケティング」との関わりが薄かった業界においても、顧客との接点やコミュニケーションの重要性が急速に高まっています。

その中で私たちは、デジタル活用にお悩みのご担当者様に寄り添い、マーケティングの知見やITリテラシー、ご予算規模に関わらず、持続的な成長を実現できるソリューションを提供していきます。

また、企業がファンと共に成長できる社会に貢献していけるよう、新しいマーケティングの可能性を切り拓き、ビジョン「人と企業が、魅かれ合う世の中へ」、ミッション「Create Synergy with FAN」の実現に向けて取り組んでまいります。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

変化を力に。新たなスタンダードへの脱皮

―― 取締役 兼 COO 岡村 雄太

新年あけましておめでとうございます。

2024年は、新しい経営体制のもと、事業を任される立場として、各部長にも新たな裁量を託し、現場の自主性を最大限活かす取り組みを進めてきました。お客様のニーズに応えるサービスやUXを届けるために、全社で進んできた一年です。まだ道半ばではありますが、このチームでどんな挑戦ができるのかを考えると、これからが楽しみで仕方ありません。

個人的には、2024年は「デザイン」に向き合うことにも力を入れてきました。ここで言うデザインは、単に見た目を整えることではありません。良いものを届けるために、組織やプロセスを整え、考え方そのものを設計し実装することです。背景をきちんと整理して、そこから生まれるクリエイティブがより価値を持つような状態を目指しました。

これまでの当社を振り返ると、製品やサービス、事業運営のあちこちに、ふわっとしている部分が多かった気がします。それぞれに解釈の余地が広がりすぎて、「なんでもやる会社」という印象になりがちでした。この柔軟性は当社の強みでもありますが、逆に「何を大切にしている会社なのか」が伝わりづらくなるという課題にもつながっていました。

そこで、こうした課題を乗り越えるために、「デザイン」に向き合うことを選びました。方針を明確に定義し直し、当社の強みを再確認して、それを市場にしっかり伝えるための組織づくりを進めています。Synergy!のリニューアル、プロダクトデザイン部の発足、金融ソリューション事業 Bank Up Plusのブランド化など、サービスの思想を言語化し、社内外で一貫したメッセージを発信できる仕組みを整えてきました。

2023年から取り組んできた「FAVTOWN」という地方からの転出者と共に作るサービスが、グッドデザイン賞を受賞できたことも嬉しい出来事でした。

これらのプロジェクトを通じて、当社の「考え方」や「プロセス」が新たな基準に近づいていることを実感しています。この勢いをさらに続けていきたいと思っています。

2025年には、さらに「データの主権が企業から個人へ移る時代の流れ」をどうビジネスにつなげていくかというテーマに注力していきます。これからは、個人が自分のデータを管理し、アイデンティティを尊重しながら企業と関わる仕組みが求められる時代です。当社はこの変化をしっかり受け止め、企業と個人が気持ちよく経済を回せるようなサービスを作り続けていきます。

もちろん、データ量が増える分、セキュリティ面も万全にしながら、新しい価値をお客様に届けられるよう、これからも投資を続けていくつもりです。

2025年、「Synergy!」はリリースから20周年を迎えます。この節目を迎えられるのも、お客様、パートナーの皆様、そして社員全員のおかげです。本当にありがとうございます。引き続き、20周年も「にじゅう」まる🙆をいただけるよう、全力で取り組んでまいります。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

COOマークも新設!(Designed by H.Seto)

ゴールを創造する

―― 取締役 兼 CTO 馬場 彩子

あけましておめでとうございます!

最近、プロダクトや組織の未来について妄想する時間が増えました。全体の中での自分、あるいは社会にどういうインパクトを与えるか、という観点で捉えることの大切さを感じ、年末年始に「世界はシステムで動く ―― いま起きていることの本質をつかむ考え方」という本を手に取りました。

この本でいう「システム」は、コンピューターシステムだけでなく、サプライチェーンやサッカーの試合、地球温暖化と経済の関係、出生率の低下など、さまざまな仕組みや構造を指しています。日々、「人々の想いに反して、なんでこんな風に動いてしまうんだろう?」と思うことが多いですが、その背景にある全体的な仕組みを読み解くための考え方、それがシステム思考です。

この本を読んで印象に残ったことがふたつあります。

ひとつ目は、「システムをコントロールしようとするな」という教えです。なぜなら、システムは周囲のあらゆる要素から影響を受けており、境界が曖昧で完全に制御することはできないからです。これを読んで私は、AIの進化がもたらす変化を強く連想しました。AIの出力は私たちが完全にコントロールできるものではなく、むしろその環境との融合や相互作用を前提に体験を設計する必要がある、と感じました。本ではこの考え方を「ダンスをしろ」と表現していたのが印象的です。

ふたつ目は、「システムを変えるには、目標がレバレッジポイントになる」ということです。どんなに安定している状態でも、適切な共通目標を掲げることで、全体を変えるきっかけを作れるという話でした。この考え方は、新しい年にふさわしいアイデアだと感じました。

今年は、しなやかに、創造的に次のゴールを描く一年にしたいと思います。
2025年もどうぞよろしくお願いいたします!

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