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ヤフーとフィッシャーマン・ジャパンが業務提携契約を締結し、 漁業を活性化する新たな支援を開始
Yahoo! JAPANグループのインターネット通販とCRMの知見を活用し、
2016年度中にフィッシャーマン・ジャパン会員1万人を目指す
ヤフー株式会社（以下、Yahoo! JAPAN）と一般社団法人フィッシャーマン・ジャパン（以下、フィッシャーマン・ジャパン）は本日、業務提携契約を締結し、Yahoo! JAPANグループのシナジーマーケティング株式会社（以下、シナジーマーケティング）とともに、インターネット通販とCRMの知見を活用した漁業活性化に向けた新たな支援を開始します。
国内の漁業従事者は、年々減少傾向が続いており、東日本大震災での被災をきっかけに、三陸地域を中心に漁業従事者の減少がさらに加速しています。「課題解決エンジン」をミッションに掲げるYahoo! JAPANでは、震災後の2012年7月に「ヤフー石巻復興ベース」を開設するなど、被災地の課題発見とその解決に努めています。その中で、三陸地域の産業の大きな柱の1つである漁業の課題を解決するために、漁業活性化を目的に設立されたフィッシャーマン・ジャパンの活動を2014年5月の設立当初から支援しています。これまでに、ホタテやカキ、ワカメなどの海産物を「Yahoo!ショッピング」上で販売する支援や、ファンクラブ組織の立ち上げ支援などを行ってきました。今回、Yahoo! JAPANグループで企業のCRM（顧客関係管理）（※）活動を支援するシナジーマーケティングと連携し、インターネット通販と6月24日にフィッシャーマン・ジャパンが営業を開始する飲食店での施策を融合させ、CRMを主軸とした新たな漁業活性化支援の取り組みを開始します。
※CRM：企業が顧客との間に親密な信頼関係を作り、購入してくれた顧客をリピーターに、リピーターからファンになるような活動を行い、顧客と企業の相互利益を向上させることを目指す総合的な経営手法
＜具体的な取り組み＞
●「フィッシャーマン・ジャパン ファンクラブ」のリニューアル
従来のファンクラブから、漁業体験や漁師たちとの交流など、フィッシャーマンの一員としての活動ができる権利等の特典を強化し、既存のファンクラブ組織をリニューアルします（8月下旬予定）。ファンクラブでは、漁業についての興味・関心を深めてもらうだけでなく、課題意識を共有し、共に漁業の未来を作っていく仲間の輪を広げることを目指します。
●O2O（オンライン・ツー・オフライン）マーケティングによる「フィッシャーマン・ジャパン会員」の拡大
「Yahoo!ショッピング」上でフィッシャーマン・ジャパンが運営するインターネット通販サイトの利用者と、6月24日に東京都中野区で営業を開始する飲食店「宮城漁師酒場 魚谷屋」（以下、魚谷屋）を利用する会員、ファンクラブ会員すべてを、シナジーマーケティングが提供する顧客データベースで統合管理します。これにより、インターネット通販の利用者やファンクラブ会員に「魚谷屋」への来店を促したり、「魚谷屋」の会員にインターネットでの海産物の購入やファンクラブ入会を勧めたりするO2O施策を展開します。
たとえば「インターネット通販でホタテを購入したことのある東京都在住の会員に対して、『魚谷屋で、美味しいホタテを期間限定で提供します』という案内メールを出す」といったように、会員にとってメリットのある最適な内容を訴求していきます。
2016年度中には、インターネット通販サイトの利用者と「魚谷屋」の会員、ファンクラブ会員で構成される「フィッシャーマン・ジャパン会員」を、1万人まで拡大させることを目指します。
これまで、漁業に携わる人が、消費者と直接関わりを持つことはほとんどありませんでした。しかし、漁業に携わる人たちにとって、消費者の喜ぶ顔は大きなモチベーションとなり、新たな漁業の未来を作る力になるとフィッシャーマン・ジャパンでは考えています。Yahoo! JAPANとシナジーマーケティングは、ITの力でその実現を支援し、東北の漁業だけでなく日本の一次産業の課題解決につなげることを目指していきます。
今後は、以下のWebページで最新情報を発信していきます。
「一次産業×CRM」Webページ
https://synergy-marketing.co.jp/special/primary-ind-crm/
【フィッシャーマン・ジャパンについて】
フィッシャーマン・ジャパンは、「三陸の海から水産業における”新3K”を実行するトップランナーになる（新3K＝カッコいい、稼げる、革新的）」を活動理念とする若手漁師で構成される組織です。
フィッシャーマン・ジャパン公式サイト
